- パックラフト
- アラスカ生まれのボート。当初はトレッキング中に行く手を遮る川(アラスカでは地図上にない氷河解けの川が毎年発生する)を横断するために作られた。本体はバックパック収納できるように、信じられないほど軽量(約2.0kg)・コンパクト(φ20cm×40cm)にできている。また、安定性・操作性も優れていて初心者から川下りを楽しむことができます。新しい可能性を感じさせるボートです。
- レクリエーショナルカヤック
- インフレータブルカヤックやシットオントップカヤックの様に全身が外に出ているわけではありませんが、コックピットが大変広く、船幅は広いため安定性が高く初心者でも安心して乗ることができます。
- ダウンリバーボートカヤック
- ボリュームを極端に絞らず川を安全に下るためのボート。ただ、未経験者や初心者がいきなり乗って川を下り出すにはちょっと不安定。スクールを受講したり静水で練習の後の方が良い。ロール(脱艇せずに起き上がるテクニック)ができるようになれば楽しさ倍増!?
- プレイボート
- 通称ロデオボート、ホールやウェーブでさまざまな技を使ってスポットプレイを楽しむ艇。ボリュームをかなり絞ってあるためダウンリバーにはあまり向かない。
- スクォート
- ボリュームを極限まで絞込み、川の流れを微妙な感覚で捉えて遊ぶ艇。“ミステリー・ムーブ”はエディ・ライン下を回転しながら潜っていく。ダウンリバーには向かない。
- SUP(スタンドアップパドルボート
- ハワイ生まれ。サーフボードの上でシングルパドルを使用して遊ぶ。初心者は静水(湖など)でクルージングを楽しめる。上達すれば海で豪快な波乗りも可能。下半身のバランス感覚が必要となるので、結構なエクササイズとなる。
- コンペティションボート
- スラローム・ワイルドウォーター・カヌーポロなどの公式競技に使われるもの。
- シーカヤック
- 名前の通り海でのツーリングに使うカヤックです。材質はFRPとポリエチレン製が主流です。FRP製は軽く漕ぎ始めのスピードも速いのですが、傷がつきやすいです。ポリエチレン製は重いのですが丈夫です。ほとんどの艇には隔壁があり、荷室となると同時に浮力体の役目もします。ラダーやスケグなどツーリングのための装備が付くものもあります。
- サーフカヤック
- 海で波乗り(サーフィン)をするためのカヤック。ボトムはリバーカヤックのものとは違いサーフボードに近い。画像のクローズドデッキとは別にシットオンタイプもある。
- カナディアンカヌー
- 別名、オープンデッキカヌー。材質はロイヤレックス、ポリエチレン、ウッドなど。カナディアンカヌーもボトム(船底)形状によって遊ぶゲレンデが違ってきます。フラットボトムは湖などの静水、シャローアーチ(V)ボトムは流れのある川、ラウンドボトムは流水など。一般的な2人用の物はフラットもしくはシャローアーチ(V)ボトムになります。湖でも使って、たまにはダウンリバーもしてみたいのなら、シャロー(V)アーチボトムが良いでしょう。他にはシングルカナディアンもあります。シングルの流水用の物はかなり安定が悪いです。
- ラフトボート
- ラフティング用ボート。6人乗り、8人乗りなど大きさは様々。クルー全員で漕ぐが、一番後ろに乗る人が舵(ラダー)をとるので安心して乗れます。長良川・天竜川のラフティングは最高ですが、ごくまれにひっくり返る(フリップする)こともあります。
- フォールディングカヤック
- アルミや木のフレームを組み立て艇の骨格をつくります。その上に船体布を被せて完成。直進性・安定性が良く初心者でも楽しめるが、構造上、水圧を受けたりすると艇が曲がったり壊れたりしやすい。収納すれば乗用車のトランクに入る程度の大きさになる。ただ、使用後には船体布を陰干したりメンテナンスが結構面倒。
その他
- パドル
- これがなければカヌーは操作できない。艇選びの次に気にかかるもの。大きくはシングルブレード(カヌー用)とダブルブレード(カヤック用)に分けられるが、海または川など使用するフィールドでまた違ってくる。手にとったフィーリングは材質、重量などでも違ってくる。よーく検討して選びましょう。
- PFD(ライフジャケット)
- これを装着しないでカヌー・カヤック・ラフトに乗っちゃだめ!
PFDはパーソナル・フローティング・デバイスの略です。 基本機能は装着した人が浮くということだけど、これも使用するフィールドで若干、機能や形状が違ってくる。
- ヘルメット
- 水の中には何が潜んでいるかわかりません!? 不意の沈のときに大岩やテトラなどに頭をぶつけて怪我をしないよう、特にホワイトウォーターに出るときは必ず装着しよう。
- スプレースカート
- クローズドデッキのカヌーやカヤックに装着して艇内に水が入るのを防ぎます。特にホワイトウォーターではこれがないとすぐに水舟になってしまいます。ただ初心者の人(ロールのできない人)は沈した場合これ自体をはずす動作が付加されるので、漕ぎ出すフィールドや技量によって決めましょう。
- フローテーションバック(浮力体)
- 隔壁のないクローズドデッキのカヌーやカヤック、カナディアンカヌーに装着します。カヌーは何百リットルもの水が入る容量をもってます、沈したときに浮力体を着けていないと、とても1人では持てません。また、水が入った艇が水流を受けると水没して岩などに張り付いたりする場合があります。保険だと思って装着しておいてください。
- パドリングウェア
- ロングジョン・パドリングジャケット・パドリングパンツ・ラッシュガード・化繊アンダーウェア・パドリングシューズなどなど...真夏ならば乾きやすい短パン・T-シャツでも良い(流されたときの体の保護のために夏でも肌を覆う物がベスト)かもしれないけど、それ以外のシーズンは天候に合ったウェアを身に着けましょう。